こんにちは!ぽんぽこKJブログのけいです!
このブログでは、疾患や治療・看護について、育児についてなどまとめていますが、同時に私の看護師としての日々やその場面で気づいたことなどもまとめていきたいと思います。
とある日のこと…
ある患者さんで、PIカテーテルからミルリノン(循環作動薬)を長期使用している患者さんがいました。
担当看護師A(1年目):先輩~、ミルリノンいってる時って、ルートは毎日交換しますっけ??
先輩看護師B:交換はいらないよー。
担当看護師A:昨日担当の人が、交換日じゃないのに交換してたんですけど…?
先輩看護師B:…あれ、交換いらないよね…!?(不安になる)
こんな一場面がありました。
GCUでは、PIを使用している患者さんは多いわけではなく、病棟全体で1人か2人か…
ましてやミルリノンなんて、使用している患者はごく少数。
ルート交換するかどうかなんて、わからない!
ですが、PIのルートを交換する理由について知っておけば、どの薬剤を使用する際も、自信をもって交換の可否を判断することができるようになります。
そもそも、点滴を使用している場合は、ルートが老朽化して破損したりするリスクを軽減するため、週に1回はどの薬剤を使用していても、絶対に交換します。
ですが、週に1回以上、いや毎日ルートを交換する必要がある薬剤がいくつかあります。それは、その薬剤の成分によって、ルートがつまりやすくなってしまうからです。
つまり、ルートが詰まりやすい危険がある薬剤を使用している場合は毎日ルートを交換すると覚えておくとよいです。
そして、その詰まりやすい危険がある薬剤は2つ
①脂肪製剤
②ヒューマリン
脂肪製剤は白っぽい色をしていて、脂肪製剤という名前の通り、脂肪分が含まれていて少しだけとろみのある液体です。ヒューマリンはインスリン製剤で、成分が凝集して詰まるリスクがあるそうです。
なぜルートを交換する必要があるのか、また、交換の必要な2つの薬剤さえ覚えておけば、後輩看護師に聞かれても胸を張って指導ができますね!
それでは、また次回の投稿をお楽しみに♪
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